形態矯正学・花山先生の理論をご紹介

梨状筋症候群の原因

先日、梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)には、どうアプローチすべきか、という内容のご質問をいただきましたので、今回取り上げてみたいと思います。

さて、一般の方にとって、梨状筋症候群というのは、あまり聞いたことのない病名ではないでしょうか。 梨状筋とは、お尻の深い部分にある筋肉のことです。

坐骨神経痛(ざこつしんけいつう)としてよく聞く坐骨神経は、この梨状筋を通って、足のほうに向かって伸びています。 坐骨神経は、梨状筋の上や下や、梨状筋の中を通っていることもあります。

そして、なんらかの原因で、この梨状筋が坐骨神経を圧迫して痛みが出ているものを、整形外科では梨状筋症候群と呼ぶようです。

これは、診断名は違っても、坐骨神経が痛むという点では坐骨神経痛と変わりませんが、整形外科では、坐骨神経痛の原因は椎間板ヘルニアにあると定義しているようです。

つまり、腰に原因があれば坐骨神経痛、お尻だったら梨状筋症候群というわけです。しかし私は、坐骨神経痛は、腰椎の4番、5番の左への倒れ込みと、腸骨(骨盤)のねじれ(左が上体方向にねじれた状態)が、3ヵ所同時に発生したときに発症すると考えています。

これは、3ヵ所とも矯正しないと、坐骨神経痛が解消しないことから見れば自ずと明らかです。では、梨状筋症候群はどうなのか。実は現在まで、整形外科で、梨状筋症候群だとはっきりと診断された方を、私は診たことがありません。

しかし、以前に、坐骨神経痛と診断されて来院された方のなかに、腸骨が大きくねじれている方がいました。この方は、腰椎を矯正する前に、腸骨を矯正した段階で、痛みが消失してし まいました。

これが、整形外科での診断通り、坐骨神経痛であったなら、腰椎の矯正も必要だったはずです。ですが、腸骨の矯正だけで痛みが解消したところを見ると、この方は、いわゆる梨状筋症候群だったのではないかと思われます。

もちろん、この方以外にも、整形外科なら梨状筋症候群だと診断される方はいたかも知れません。 けれども、私は、あくまでも患者さんが感じている症状を訊いて、患者さんの身体を直接診てアプローチしますので、整形外科でどう診断されたかは、ほとんど参考にはならないのです。

当然ながら、内科的な疾患がある場合の検査数値は、とても重要なデータですので、施術の際には参考にします。

いずれにしても、症状の改善には、患者さんの身体をしっかりと観察して、原因となっている箇所を特定することが、いちばん重要です。その特定ができないのに、矯正などできるわけもないのです。

また、まれに、子宮内膜症が梨状筋に発症して痛みを出すことがあるという症例が、最近発見されています。そうなると、整形外科ではなく、婦人科での処置が必要になります。

もし、整形外科で梨状筋症候群だと診断されて治療を受けたり、民間で矯正を受けたりしても症状の改善が見られない場合には、子宮内膜症の可能性も含めて、他の原因を考えてみるべきしょう。

くれぐれも、適切な治療を受ける時期を逃すことのないように、治療家はもちろんのこと、本人も十分に注意するようにしてください。

※骨のズレとは? ねじれ現象とは?→こちらで詳しく解説しています。

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