- 健康21ヶ条の16 -

形態矯正学・花山先生の理論をご紹介

医者の処方以外の薬、漢方薬、健康食品などを摂らない

病院嫌いの薬嫌いで、検査など受けたことがないという方がおられます。

逆に、常に薬を持ち歩き、病院も大好きで、定期検診は必ず受けるという方も大勢おられます。

どちらが健康で長生きできるかというと、これは一概にはいえません。

薬嫌いの健康そうな方が突然亡くなることもあれば、いつも薬を手放さないような弱々しい方が案外長生きなさったり、ということはよくあります。最近では、無病息災よりも一病息災だ、などといったりします。

しかし、病院嫌いで薬嫌いの方のほうが、精神的には健全な感じがします。

健康のためならお金をいくらかけても惜しくない、果ては、健康のためなら 死んでもいい、などというのでは、何かに心の支えを求めているようで、不安定なものを感じます。

今回の項目の「医者の処方以外の薬、漢方薬、健康食品を摂らない」については、今までも散々書いてきましたので、ご理解いただいている方には繰り返しになります。

特に、漢方薬とガンについては、昨年6週間に渡って特集でお伝えしました ので、まだ読まれていない方は是非ご一読ください。

元々、健康は日常的に自分で作るものであって、健康食品や薬が健康を作ってくれるわけではありません。

けれども、この項目は、そんな観念的な理由でこの「21ヵ条」に入れたわけではないのです。

私が施術を通して、たくさんの方の体を診てきて出した結論です。

実際、薬や健康食品を摂っている方の体は、健康な方とは明らかに違ってい て、施術に対しての反応の出方が極めて鈍くなってしまっているのです。

何週間も継続して施術してきて、順調に回復されていたのに、ある時突然体が変化してしまっていて驚くことがあります。当然、何か理由があってのことですから、質問します。

すると、返ってくるのは「友人に勧められて○○を飲み始めました」という言葉なのです。 もちろん、病院でなんらかの疾患だと診断されて、処方される薬を飲むのは、ある意味で仕方ありません。

その治療を選択した以上、医師の指示に従うのが賢明でしょう。

しかし、素人判断で、処方薬ではない何かを飲む場合、問題が起きてもそれは自分の責任です。

ロシアンルーレットでピストルを手渡されても、ひきがねを引くかどうかは自分の意志で決められます。

同じように、それを飲むか飲まないかも、全て自分の判断で決めるべきことです。

勧めてくれたお友達には良くても、それがあなたの体に本当に安全なものである保証は全くありません。 実際、薬局や通信販売などで手軽に買える漢方薬や健康食品には、安全性に疑問のあるものが多数存在します。

現に、東南アジア原産の野菜の「アマメシバ」を粉末にした健康食品を食べて、重症の気管支炎でほとんど寝たきりの状態になっている方がいます。

障害者の認定まで受けることになったこの母娘が、製造会社や販売会社、この食品を紹介していた健康雑誌の出版社などを相手に損害賠償を求める裁判を起こしています。

これは、「血圧・血糖値が下がった!」と紹介された記事を見て、購入したもののようですが、

「便秘が治った!」

「痩せた!」

「二日酔いにならなくなった!」

「髪の毛が生えてきた!」

「目が疲れなくなって、老眼鏡がいらなくなった!」

「ガンが治った!」

怪しげな健康雑誌ではなくても、大新聞の書籍紹介欄にさえ、こんな文字が踊っているのですから、信用してしまったこの母娘が特別なわけではありません。

これは全く他人事ではありません。 非常にお気の毒ですが、こういうものを敢えて口にしなければ、被害にあうこともなかったのです。

海外のお土産で「○○に効く」などというものを安易に口にするのも非常に危険です。 よく目にする「痩せるお茶」などには、認可されていない医薬品が入っていることもよくあります。

こういうものの場合、何か起きても訴える先すらわからないことが多いはずです。

例え、国内で認可され販売されているものであっても、健康食品は人体実験をしてから発売しているわけではありません。

マウスやせいぜいがイヌに食べさせて、食品として問題がなければ認可されるだけなのです。

ヒトが食べ続けても、安全なものであるかどうかはわかりません。

元は野菜だからといっても、濃縮した状態で摂るのでは効果も意味も全く違います。また、何かに効くとうたっているなら、それは薬的な作用があるということです。

作用があるなら当然副作用もありますし、薬というのは、元来、毒を薄めたものですから、健康な方にとっては、薬は体内では毒にしかなりません。 薬にしろ、健康食品にしろ、未病の方が飲むべきものではないのです。

それでも、健康食品に頼りたい方、健康食品がなければ健康にはなれないという信念を持っておられる方には、こちらの本をお勧めします。

『食べ物とがん予防』―健康情報をどう読むか(文春新書)坪野 吉孝 (著)

逃げずにこちらをよくお読みになれば、評判の健康食品でも、実際には医学的に効果が実証されているわけではないのがわかります。効果がなくても、常に危険だけはつきまといます。

今、あなたにとってそれは本当に必要なものですか?

フグや生ガキはリスクがあってもおいしいものですが、食べなければ当たることもありません。

健康食品はおいしくもないのに、リスクだけが存在します。健康に関しては、「君子危うきに近寄らず」を徹底してください。

 

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