- 健康21ヶ条の11 -

形態矯正学・花山先生の理論をご紹介

トイレを我慢しない

ご存知のように、人間が生命を維持する上で最も重要なことは、食べて出して寝ることです。

この3つは、お互いに密接に関わり合っています。

正しい排便の条件として、規則正しく一定の時刻に食事を摂って、一定の時刻に就寝し、一定の時刻に起床することが必要とされます。

人体にとって生活のリズムというのは非常に重要ですので、これらの条件が満たされると、一定の時刻に排便できるようになっているのです。

そもそも排便・排尿とは、食べ物を体内で消化吸収した後のいらなくなった物質を体外に排出させることです。

これは台所の生ゴミと同じです。

生ゴミ受けに溜めこんでいると、そこでどんどん腐敗が進みます。

便秘というのは、それと同じことが体内で起こってしまっていると言えるのです。

そればかりでなく、長時間溜めると腸からはまた再吸収が始まってしまいます。

薬などとして体内に入りこんだ有害な化学物質は、尿や便として排出されます。

しかし、そこでまた再吸収されてしまうとなると、化学物質の害を知れば知るほど、これがいかに人体にとって有害なことかはおわかりいただけると思います。

排出できない毒素は、皮膚へも悪影響を及ぼし、いわゆる肌荒れも起こします。

昔の日本人は大きな立派な便を出すので有名でした。

ペリーが幕末の日本に来たときにも、日本人の便を見て、その大きさに驚いたという記録が残っているそうです。

西洋人などの肉食の人種に比べると、日本人は元々野菜をたくさん摂るので、立派な便が出るんですね。

日本人の胴が長いのも、食事が穀物や野菜中心だからだといわれています。しかし、現代は食事が急速に洋風化して、ガンコな便秘で悩んでいる方が増えています。

肉食の人種と同じ食生活をして便秘になるようなら、その食事が体に合っていないと判断してください。

自力で出せないからと言って、その度に便秘薬を常用していると、段々薬に対する耐性ができて、ますます便秘がひどくなってしまいます。

排便に必要なのは薬ではありません。

まずは、材料を入れることです。

つまり、肉を極力減らして野菜をたくさん摂るようにする必要があります。

また、毎日同じ時刻にトイレタイムをとることも、とても重要です。

朝食を摂ることが腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)を促します。そのためにも朝は早起きすることです。

運動不足だと誰でもてきめんに便秘になるものです。

歩くことで内臓の働きも活発になりますので、生活に取り入れてみてください。

ある皮膚科医の説明では、ブラジャーで擦れる背中の部分や、スカートの裾が当たるふくらはきの部分に皮膚ガンができる例が増えているそうです。

形態異常の出現でガンを作りやすい体質になった場合、日常的にダメージを受けているところからガンになると考えられます。

タバコを吸っていれば肺にガンができるように、排出すべき毒素にさらされた臓器はガンになりやすくなります。

排尿を我慢していると雑菌が繁殖して膀胱炎になりますし、便秘をしていれば直腸にガンができやすくなるのです。

仕事の都合で、タイミングよくトイレに行けない場合もあるでしょうが、排泄は生命維持の最重要課題です。

決して、排泄をないがしろにするような生活を続けてはいけません。

それすら我慢しなければならないような仕事は、元々長続きしません。

いずれ、強制的に生活全般の見直しを迫られるような事態になります。出すべきものは、最優先してできる限り速やかに出す。 我慢して溜めこんではいけないのです。

 

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奥井 潤

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